ホームページで弁護士を選ぶ

良い弁護士かどうかを判断するうえで、ホームページの中に
どれくらい情報が入っているかというのが大切です。

例えば、一般的に依頼者が不安に思うところが、
弁護士料金についてです。

弁護士に依頼するというのは、日常的にあることではないので、
普通の人は相場がどのくらいなのかがわかりません。

ホームページなどに料金体系などについてはっきり書いてあれば、
依頼者の側からすれば、安心して依頼することできます。

逆に、料金体系が不透明だと後でどのくらいの料金を
請求されるかがわからないので、余計な不安を抱えて
しまうことになります。

その意味で料金がはっきり明記してあるホームページは、
依頼者のことを考えたホームページといえるでしょう。

また、ホームページ内に所属弁護士の専門分野などが
書いてあると依頼者は、参考にしやすいと思います。

私は尾道に住んでいるのですが、ここの法律事務所は
結構参考になりました。

参考:尾道の弁護士事務所

弁護士は、法律問題全般を受け付けるとはいえ、
それぞれ得意分野が異なります。

交通事故が得意な弁護士もいれば、相続が得意な弁護士もいます。

もし自分が交通事故問題に悩んでいるのであれば
その分野に強い弁護士に依頼したいのが人情でしょう。

そのような要素を判断するうえでも、ホームページに
弁護士の情報が載っていたり、手がけた案件の具体例が
掲載されているとより良いといえるでしょう。

 

 

広告を打っている弁護士について

弁護士業界ではこれまで、大々的に広告を打つことは
タブーとされてきたという経緯があります。

その意味で弁護士業界というのは、一般的な業界と
かなり隔たりがある業界だったのです。

しかしながら、現在では、広告が解禁されているため、
大々的に広告を打って弁護士も少なくありません。

問題は、このような弁護士に対してどのように考えるかです。

弁護士業界内では、このような営業行っている事務所に対しては
かなり強い風当たりがあります。

弁護士が積極的に営業するなどけしからん、などと言う
古風な考えが今でもマジョリティーなのです。

しかしながら、実際の体験から言うと、このように
積極的に広告を展開している弁護士事務所の方が
料金体系がリーズナブルなことが多いです。

またこのような法律事務所は、弁護士業といえども、
サービス業の一つであるという意識がきちんと
ここの弁護士にもあるため、横柄な態度をする
弁護士が少ないというメリットもあります。

さらに、積極的に露出している弁護士の方が
事件の処理数が多いため、経験値が高いことも多いです。

弁護士であっても、事件の処理件数によって
スキルの差は歴然とあります。

どうせ依頼するのなら、スキルの高い弁護士に
依頼するほうがメリットが大きいでしょう。

 

対話能力の高さ

良い弁護士の条件としては、対話能力の高さが挙げられます。

弁護士の中には、対話能力の低い弁護士もいます。

高圧的な態度でこんな事もわからないのか、という態度を
露骨に示す弁護士も少なからずいるのです。

弁護士は、法律の知識レベルは総じて高いですが、
コミュニケーション能力が伴っているとは限らないのです。

その意味で無料相談などを受けてみて、その弁護士が
きちんと話を聞いてくれて、それにこたえてくれるかどうか
を依頼者の側がチェックすることが重要です。

最も良いのが、きちんと話を聞いてくれた上で、
依頼者の側にわかりやすい説明をしてくれる弁護士です。

法律の話は、得てして、一般人には理解しにくいことが多いです。

専門用語を沢山使って解説されても普通の人には
ピンと来ないことがほとんどでしょう。

自分自身が理解できていなければ、家族などにも
説明しようがありません。

その意味で、依頼者の立場にたって、わかりやすい言葉で
法律構成や今後の見通しについて説明してくれる弁護士は、
とても良い弁護士だといえるでしょう。

弁護士といえど、極論してしまえば、
サービス業の一つに過ぎません。

その意味で自分にとってより良いサービスを提供してくれる
弁護士を選ぶことが重要になってくるでしょう。

 

複数の弁護士を比較

弁護士に依頼する上重要なのは、複数の事務所比較することです。

というのも弁護士によっては、事件を受けたにもかかわらず、
しばらくの間、事件に一切取り組んでいないこともあるからです。

弁護士に依頼するには少なくないお金がかかっています。

にもかかわらず、このようないい加減な態度を取られたのでは
依頼者としてはたまったものではありません。

その意味で複数の法律事務所に相談に行き、
その中で自分にあった弁護士を選ぶというのが
リスクを回避する上で重要になってきます。

このようなことを言うと、相談料が余分にかかる
という反論があると思います。

しかしながら、仮に相談料がかかったとしても、
実際に事件を依頼した場合と比べると、はるかに
少額で済むのでコストパフォーマンスは高いです。

また、サービス意識のある法律事務所の場合、
相談料無料をうたっているところも多いので、
必ずしも金銭的な負担になると限りません。

その意味で時間と労力を無駄にしないためにも
最初の段階でいくつか法律事務所ピックアップし、
自分に合う法律事務所を探してみるのが大事です。

仮に法律知識が豊富であったとしても、自分に合わない
というケースは多々あると思います。

後で後悔しないためにも、最初の段階で
ある程度労力をかけてチェックすることが
トータルで考えると、得なのです。

弁護士費用

弁護士に依頼する時に重要になってくるのが、
弁護士費用についてです。

ほとんどの方にとっては、弁護士費用というものが
どのくらいかかるのかというのは、イメージがつかない
という場合が多いのではないでしょうか。

弁護士費用の中には、様々な項目が含まれます。

例えば、相談料、着手金、報酬金、日当、実費等の
項目が弁護士費用としてかかってきます。

この弁護士費用を考える上で重要なのが、
料金体系が明確かどうかという点です。

他の業界ではあまりありえないことですが、
弁護士業界では価格基準が曖昧です。

一昔前までは、そもそも価格競争をすること自体が
禁止されていたので、一律の料金にのっとって、
事件をこなすというのが慣習でした。

しかしながら、現在では、料金体系が自由化したので、
どこの法律事務所に頼むかによって経費の部分が
大きく変わってくるという現実があります。

なので、賢く弁護士を使うためには、ホームページなどで
料金体系を比較し、相談料無料や着手金無料など、良心的な
料金体系を設定している事務所に頼むのが1番です。

ただ、注意して欲しいのは、必ずしも料金体系が
判断基準のすべてではないという点です。

その弁護士の専門分野や自宅からのアクセスのしやすさ
などの様々な要素を考慮して決めるようにしましょう。